林城跡は、ごく最近まで、とんでもないヤブ城だったそうですが、地元有志の皆様により、きれいに整備されて、現在は、良好な状態の遺構を確認することができます。感謝申し上げます。
田園地帯の中に、このような道しるべがあります。
林城跡へは、鹿島臨海鉄道の荒野台駅から徒歩35分くらいで行くことができます。
車の場合、駐車場がないので、置く場所に困るかもしれません。
二の丸(二郭)の城塁。
初夏のこの時期で、草がこの程度ですから、ありがたいことです。
二の丸と本丸の間の堀切?虎口状になっています。堀底道だったのでしょうか?
二の丸です。
本丸(主郭)虎口。これは、本来の虎口だと思います。
二の丸と本丸の間の窪みは、堀の跡でしょうか。正面の左手側の土塁は本来続いていたんでしょうが、崩して堀を埋めてしまっているようです。
竪堀のようになって落ちて行っています。堀切だったんでしょう。土塁がないので、ただわずかな窪みにしか見えません。
本丸内部の様子。
きれいに樹木が伐採され、草刈りもされています。ありがたいことです。
右手側が本丸、左手側が二の丸。虎口というより、堀切だった気がします。
右側本丸、左側三の丸の堀底道。
三の丸の空堀。堀底道を兼ねています。ここを歩かせて、郭上から攻撃するのでしょうか。
この城の城主も、佐竹氏の南方三十三館で、太田城に招かれ向かう途中、家臣に裏切られ殺害されてしまったと言われています。