日本100名城、続日本名城には選定されていませんが、今のところ訪れた三重県の城跡でナンバーワン、采女城跡です。

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 采女城跡は、旧内部町にあります。近鉄の内部駅からも歩いて行けますが、私は、車で行きました。

専用の駐車場はありませんが、この石碑があるあたりに、道幅が少し広くなっていて、短い間なら、路肩部分に、停めておけると思います。

城跡内は、比較的、整備されています。

予想していたよりも、傾斜が急で、広範に遺構が存在します。

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郭の虎口跡。

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主郭手前の堀切。

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堀切に橋がかかっています。この橋、けっこう急な登りです。ご注意。

でも、このように、本来、無理やり上り下りしなければいけないところに、階段がかかっているのは親切ですね。

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主郭虎口部分。

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虎口を振り返ってみたところ。

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主郭は、かなり広い郭です。

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土塁が巡っています。

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井戸もあります。

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大きな堀切があります。主郭と、八郭を断ち切る堀切です。

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八郭。

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八の郭先の堀切。

この城跡の見どころは、堀切です。郭が丘陵上に複数あり、郭の間を堀切で断ち切っています。この堀切が、それぞれ深くて、のぞき込むと、かなりの高低差を感じることができます。

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また堀切です。こちらは、主郭と二郭を切る堀切。

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二郭先の横堀。この城に珍しい遺構です。

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二の郭内部。土塁が見られます。

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二の郭、三の郭間の堀切。

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虎口かな。

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空堀(堀切?)

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三の郭。

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三の郭と四の郭の空堀。

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四の郭内部の様子。

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 堀切が竪堀になって降りているところ。

下に腰郭のような地形が見えます。

采女城跡、よく整備されて、遺構もよく残されており、見学しやすい城跡です。