加園城跡は、加園郵便局のすぐ向かいにそびえる山が城跡になります。

南側に、石灰の会社があり、こちらの敷地内に登り口があるようですが、私は、東側に迂回し、東側から登城しました。

加園城跡は、東武日光線新鹿沼駅から、5キロほど離れており、バスがあるようですが、停留所名等確認しておりません。

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怖いことが書いてあります。私は、山に入る前に口笛を吹き、さらにクマよけベルを鳴らしてから、入山しました。

クマよけベル、方位磁針は、必ず持っていきます・・・といいつつ、この時は、方位磁針を車中に置き忘れてしまったんですけど。

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中央左寄りの山林の切れ目が登城口になります。私は、この登城口へつながるあぜ道の入り口に停めたのですが、登城口て前に駐車スペースがありました。

さきほどのクマ注意の看板のすぐ先に、あぜ道の入り口があり、そこにちいさな、加園城跡という道標があります。

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こんな看板が立ってます。こちらを整備してくださったのは、加園城主と同じ苗字の方です。もしかして、御子孫なんでしょうか。

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登っていきます。途中、小さな道標がありますが、ヤブが濃く、すぐに道が見えなくなってしまいました。

やむを得ず、毎度おなじみの急斜面を直登。ところが、この斜面が足をかけると、すぐに崩れちゃいます。少し進んでは、少し滑り落ちを繰り返しながら、何とかよじ登ります。

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ようやく、横堀が見えてきました・・・って、ただのヤブですね。

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少しヤブがましになったところです。堀が分かります。

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見上げると、虎口のようになっています。ここは、急な坂を上ります。

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主郭周囲をめぐる空堀です。右手側が、主郭の城塁。左側は土塁が続いています。

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土塁の切れ目があり、見下ろすと、竪堀のようでした。

ここを下りていくと、石灰採石場跡に行けます。

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採石場跡の様子。ギリギリ、城の遺構にはかかっていないようにも見えますが、何か削られているかもしれません。今は、作業はしていないのですかね?

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こちらは、主郭とその先の尾根を断ち切る堀切でしょうか。

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こちらも堀切でしょうか?堀底を主郭の城塁に沿って進んだ先の遺構です。こちらの堀底は、倒木や、堆積物で、非常に歩きにくいです。

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こちらは、堀底を戻って、最初の虎口を入ったすぐ先の土塁を登ると、鳥居が見え、二郭です。


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土橋と堀切があります。この先は、石灰石の採掘で、絶壁になっています。

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鹿沼市が調査に入ったときの縄張り図がありました。ここは、伐採された木も、そのままにされてますし、整備半ばと前向きにとらえたいです。


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iPadのほうがきれいに撮れますね。

このほかに、わずかに石積みの痕跡や、堀切もありましたが、体力をかなり消耗してしまい、また、下山口が分からず、彷徨したために、もういいやとなってしまい、写真がありません。

帰りは、アジサイ山経由で、遠回りして降りてきましたが、急傾斜のアップダウンがあり、かなりきつい感じでした。

晩秋で、こんな感じですから、夏場は厳しいかもしれません。